世界の偉大なるピアノ音楽 第38巻Great Pianists of The 20th Century Vol.67

January 27, 2012

レスリー・ハワード: リスト ピアノ作品全集 Disc.50

Leslie Howard
The Complete Liszt Piano Music
システィーナ礼拝堂にて ・ バッハトランスクリプション

Disc.50
1. システィーナ礼拝堂にて - アレグリのミゼレーレとモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス 〔第2稿〕 S.461ii
  オルガンのための6つの前奏曲とフーガ "F.リストによるピアノフォルテのための編曲" S.462 (バッハ)
2.-3. 前奏曲とフーガ BWV543
4.-5. 前奏曲とフーガ BWV545
6.-7. 前奏曲とフーガ BWV546
8.-9. 前奏曲とフーガ BWV547
10.-11. 前奏曲とフーガ BWV548
12.-13. 前奏曲とフーガ BWV544 
14.-15. オルガンのための幻想曲とフーガ BWV542 〔第2稿〕 S.463ii (バッハ)

Hyperion CDA66438 
Recorded: 1990 

〔メモ〕
〔1〕フランツ・リストがシスティーナ礼拝堂で聴いた2つモテットを基に作った作品。グレゴリオ・アレグリによるミゼレーレ(神よ、我を憐れみ給え)とモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス(めでたし、まことの御体よ)による。ミゼレーレを主題とするパッサカリアとアヴェ・ヴェルム・コルプスのトランスクリプションを織り交ぜた作品。ちなみに門外不出だったアレグリのミゼレーレが外部に漏れたのは当時14歳だったモーツァルトが耳で暗記をしたから。管弦楽稿(未出版)、ピアノ連弾稿、オルガン稿あり。 〔2〕~〔13〕バッハのオルガン曲をピアノ独奏編曲したもの。低音部をオクターブで重ねる以外は全体的に忠実な編曲。バッハのピアノトランスクリプションの伝統としてはタウジヒ、ブゾーニ、ラフマニノフ等の作品の先駆的作品と言える。なおこの曲集のなかで〔2〕〔3〕BWV543のみ突出して演奏される機会が多い。 〔14〕〔15〕ジークムント・レーベルトへ献呈。上記の前奏曲とフーガと違い、こちらはより詳細にテンポ、強弱、奏法指示の記述があるが、それらはレーベルトのリクエストによるものと考えられる。「レーベルトとシュタルクのピアノ教程」にて出版されたこともある。

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