July 15, 2011
レスリー・ハワード: リスト ピアノ作品全集 Disc.24
Leslie Howard
The Complete Liszt Piano Music
愛の夢 ・ 歌の本
Disc.24
愛の夢 - ピアノフォルテのための3つの夜想曲 S.541
1. 第1番 - 至高の愛
2. 第2番 - 至福の死
3. 第3番 - おお、愛しうるかぎり愛せ
ピアノ独奏のための歌の本 第1巻 - 6つの詩 S.531
4. ローレライ 〔第1稿〕
5. ライン河、その美しい流れに
6. ミニョンの歌
7. トゥーレの王
8. 天から来たりし御身
9. ブロンドの小さな天使
ピアノ独奏のための歌の本 第2巻 - 6つの叙情詩
10. おお、私がまどろむとき S.536
11. どのように、と彼らは言った S.535
12. 息子よ、私が王ならば S.537
13. すてきな芝があり S.538
14. 墓と薔薇 S.539
15. ガスティベルザ S.540
16. ローレライ 〔第2稿〕 S532
Hyperion CDA66593
Recorded: 1991
〔メモ〕
フランツ・リストの自作歌曲のトランスクリプションを集めたアルバム。 〔1〕~〔3〕よく知られ愛されている作品。上記タイトルは歌曲のタイトルでもある。 〔1〕ルートヴィヒ・ウーラントの詩による歌曲が原曲。 〔2〕同じくウーラントの詩による。タイトルは「至福の死(Seliger Tod)」とも「我死せり(Gestorben war ich)」ともいわれるが、後者は詩の第1行目。第1稿の「我死せり」はDisc.2に、簡素改訂稿の「5つのピアノ小品第1番」はDisc.19に収録。 〔3〕リストの作品の中で最も知られている作品というだけでなく、「エリーゼのために」や「別れの曲」のように世界中で最も愛されているピアノ小品のひとつ。フェルディナント・フライリヒラートの詩による。 〔4〕~〔9〕原曲の性格を損なわないように忠実なトランスクリプションとして作られた。リスト自身のこれら歌曲への自己批判のため、これら歌曲は低く評価されがち。 〔4〕ハイネの詩による。第1稿。 〔5〕ハイネの詩による。シューマンも同じ詩に歌曲を書いている(詩人の恋Op48収録)が、「ライン河、その聖なる流れに」とタイトルを若干変えている。 〔6〕詩はゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」より。同じ詩にベートーヴェンが歌曲を書いているが、そのベートーヴェンの歌曲もリストは編曲している。 〔7〕ゲーテのバラッドによる。 〔8〕ゲーテの詩による。「祈り」というサブタイトルもある。 〔9〕ボチェッラの詩によるイタリア語歌曲。のちにドイツ語へ翻訳される。 〔10〕~〔15〕長年失われたと思われてきたトランスクリプション集。1985年の新リスト全集で初めて出版される。全てヴィクトル・ユーゴーの詩による。第1曲~第4曲の原曲歌曲はよく演奏される。 〔16〕トラック〔4〕の改訂稿。曲集「歌の本」の中でリストはこの一曲だけ後年改訂した。ハワードは「はじまりはトリスタン前奏曲を意図的にほのめかしているのではないか」と推測。ヴェデルニコフ、ワイルド、ルディの録音あり。
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HMV : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
タワレコ : レスリー・ハワード リスト ピアノ作品全集
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