January 28, 2011
レスリー・ハワード： リスト ピアノ作品全集 Disc.1
Leslie Howard
The Complete Liszt Piano Music
若き日のリスト 1
Disc.1
1. ディアベッリのワルツによる変奏曲 S.147
2. ワルツ S.208a
3. メユールのオペラ《ジョゼフ》のロマンスによる5つの変奏曲 S.747a (F.X.モーツァルト)
4. 8つの変奏曲 (創作主題による) S.148
5. ロッシーニの(エルミオーネの)主題による7つの華麗なる変奏曲 S.149
6. ロッシーニとスポンティーニの主題による華麗なる即興曲 S.150
7. 華麗なるアレグロ S.151
8. 華麗なるロンド S.152
Hyperion CDA66771/2
Recorded: 1992
〔メモ〕
〔1〕シューベルトやツェルニーなど他のいろいろな作曲家にも依頼されたもので、ここではディアベッリによる主題とリストによる変奏のみの収録。ベートーヴェンの単独作品があまりにも有名。 〔2〕イ長調。1825年に出版された小ワルツ。この作品の主題はガレンベルクのバレエ「アマゾーン」にて引用される。 〔3〕以前はリストによるものと信じられてきた作品だが、実際はフランツ・クサヴァー・モーツァルトの作品。 〔4〕自作主題の変奏曲。セバスチャン・エラールに献呈。同じ主題が「ピアノ協奏曲 第3番 S.125a」(Disc.96)にも使用されている。 〔5〕華麗なサロンスタイルの変奏曲。主題はロッシーニのオペラ《エルミオーネ》より。 〔6〕ショウピース。主題はロッシーニの《湖上の美人》、《アルミーダ》とスポンティーニの《オリンピア》、《フェルナンド・コルテス》より。導入部のスタイルは後に超絶技巧練習曲(Disc.4)の第7番英雄に転用される。 〔7〕〔8〕フンメルやチェルニーの影響を抜けきれていない習作的ショウピース。両曲ともに主題が「ピアノ協奏曲 第3番 S.125a」(Disc.96)へ転用されている。
なお〔5〕～〔8〕まで形容詞はすべて「華麗なる」とつけましたが、原語のほうでは〔5〕〔6〕はブリランテ(フランス語)、〔7〕〔8〕はブラヴーラ(イタリア語)となってます。
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